みなさんは黄金色のお茶を見たことがありますか?
吉野園には、蓬莱錦茶(ほうらいきんちゃ)という大変珍しい、そして非常に貴重なお茶が存在します。
しかも八十八夜の新茶時期のひとときだけ、キラキラと輝く不思議なお茶です。
吉野園初代園主、忠兵衛の妻の「ユキ婆さまが見つけた不思議な木」という所から この話が始まります。当時、茶畑を作るには、現在の挿し木ではなく、茶の木から 採れるタネをまいて茶畑を作っていました。今でいう「品種」ではなく、昔は 「実生」(わかりやすく言うと雑種)だったわけです。一株ごとに違う性格の 茶の木の中に、キラキラと輝く木があったそうです。それを大切に育て摘んで 飲んでみると、不思議と力がみなぎり、元気になったそうです。毎年楽しみに 摘んで飲んでいたユキ婆さまは当時としては大長寿の94歳まで元気で過ごした そうです。代々受け継がれ、現在の挿し木技術で増やし一枚の茶畑にしました。 |
この最高の輝きを見られるのはは1年で僅か10日ほど やわらかなうちに摘んで製茶します |
「品種の特許」というべき、農水省からの品種登録証。 本来、茶の品種を作るという作業は、茶業試験場といった 公的な研究機関が行う、難しくて何十年と気の遠くなる 時間を費やす作業なのですが、吉野園ではそれを個人で 行い、蓬莱錦茶を「国の認める茶品種」に登録しました。 品種というひとつのこだわりが「吉野園だけの茶の木」 という究極のオンリーワンのお茶を作りあげることに成功 しました。先祖代々お茶一筋の我が家にとって、これは まさにお茶屋冥利に尽きる成果となりました。(2016.2) |
品種登録にあたり、成分分析(分析当時数値) をした結果、驚くべき結果がでました。 お茶のうまみ成分の、緑茶アミノ酸(テアニン) が通常のお茶(ヤブキタ)を遙かに超える数値 を示していました。これだけの含有量のお茶を 飲んでいた明治生まれのユキ婆さまが元気で長寿 だったのも蓬莱錦茶の持つ豊富な旨み成分に よるものと納得がいきました。 |
日本の緑茶の中でも 「白葉茶」「白茶」 という種別に分類される 滅多にお目にかからない それはそれは 貴重な茶品種です。 一年で5月の一時だけ 茶畑が光り輝くこの景色。 私は「お茶に詳しい」と 自負されている方も この「黄金色」の茶畑を 直接見た事は無いでしょう。 「蓬莱錦茶」は日本で 日高市の吉野園だけにしか ない究極のお茶なのです。 |
蓬莱錦茶が100g入ってます。他には絶対無いものを贈りたいという方や、お茶通の方に贈るという時に、ぜひおすすめ致します。
いただいた方が必ず印象に残るお茶になるでしょう。
蓬莱錦茶10g入パックが3袋入っています。(内容量30g)蓬莱錦茶のお試しにといった立ち位置ですが、実は詰め合わせギフトに1つ入れるという形で非常に人気です。